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山本:その中で「間違いを起こさせない」雰囲気を作れるかどうかがポイントではないかと私は思っています。川津は旧来の街の雰囲気が残っていて、地域と学校が良い関係を築いていると聞きましたが…?
木本:私がこちらに赴任して3年になります。地域の自治会、町民会議、婦人会、子ども会など、どれも「機能している」という印象を受けています。それぞれが行っている行事にも、大人も子どもも積極的に参加して「地域みんなで子どもを見守っている」という雰囲気があります。
今回の事件が起こった後に、地域の皆さんとお話する機会が何度かあったんですが、「塀を高くしたらええ、いうもんではないと思う」という貴重なご意見もいただきました。私も同じ考えです。というのも、もしセキュリティ対策をするなら徹底的にやらなければならないんです。門を頑丈にしたとしても、門の近くに進入できるポイントがあっては意味がない。それにいくら校内の警備を固めたところで「さよならー」と外に出てしまってから狙われる危険性もありえる以上、学校だけが頑張っても対策は難しいと思います。
山本:やはり地域と学校の関係を密接にする事は大切ですか?
木本:さっきも言ったようにこの地区では「地域の子」という扱いで、一人一人が川津の町の顔、という考え方を持っています。事件が起きた池田は(付属だから)地域の学校という扱いではないですよね?だから、近所のおじさんの顔は知らないし、知らずにすんでいく世界だからこそ、安全面からの塀は必要だと思うんです。でもここは生まれつき地域の学校、誰が入ってきても分かるわけで、むしろ開かれた学校にしていくことで地域の人達と助けあって地域の子供を守って行くのが一番だと思います。
先日、今回の件を受けて不審者が侵入したケースを想定して避難訓練をしたんですけど、この近くには幼稚園も保育所もあるんですね。だから学校だけのセキュリティを考えるんじゃなくて、保・幼・小の安全を考えようということで、それぞれの先生と地域の駐在所の人にも来てもらいました。いますぐに成果が上がるような良い知恵があるわけでもないのですが、ここで発見したらすぐに他の場所にもうまく伝達できるような仕組みづくりを考えて作っていければと思っています。
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一見平和そうな学校。子どもたちはどう思っているのだろう?
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