過去のコラム:
 

子供たちの安全はどこにある?<2001/07/03>

<PART2「塀は高くすべきか、それとも…?」を読む>

 

大阪府池田市で起きた児童殺傷事件から1ヶ月が過ぎようとしています。いまだ事件の衝撃は醒めません。しかし、本当に大切なのは、事件の悲惨さを伝えることと同時に、私たちが今後何をどうすべきなのか、この事件をどう受けとめるべきなのか、ではないでしょうか?

ここに1つのデータがあります。高松市教育委員会がまとめた「学校周辺での不審者目撃情報」です。このデータによれば、昨年度、学校内に不審者が入ってきたケースが1件、学校周辺での不審者の目撃情報は176件ありました。更に香川県警の調べによりますと、児童が声をかけられたケースが、香川県全体で21件ありました。(いずれも昨年度の数字)

もちろんこの数字はあくまでも情報が寄せられた結果に過ぎません。危険人物ではないのに不審者とみなされたケースもあれば、不審者であっても通報されなかったケースもあるでしょう。しかしながら、1年間でこれだけの情報が寄せられていることだけは確かです。


実際に県内の小学校で使用されている防犯グッズ

県内でも子供たちが不審者に追いかけられたり、刃物で傷を負わされたりする事件が何件か起きています。各学校でも、集団下校、防犯ベルの配布、防犯教室の開催、危機管理マニュアル策定の検討などたくさんの防止策が講じられています。もちろんこれらの対策は子供たちの安全を確保するのに大切なものです。しかし、それだけで話を終えていいのでしょうか?

ここにもうひとつのデータがあります。県子ども女性相談センターが取り扱った「児童虐待」の情報です。昨年度、同センターが取り扱った児童虐待は159件で、昨年の156件を上回る過去最高の数字を記録しています。当然のようにこの数字も相談センターが取り扱った件数に過ぎません。また、児童虐待で子供が身体を傷つけられたり、命を落としたりしているケースも決して少なくないことは、みなさんもご存知でしょう。

児童虐待は一例に過ぎません。つまり家庭、地域、学校と生活のあらゆる場面で、無力な子供たちが危険にさらされる可能性がある―そんな時代がすでに私たちに訪れているのではないでしょうか?そしてこの状況を招くのも、防いでいくのも私たち大人なのではないでしょうか?これまでにおこったさまざまな事件、そして今回の事件―。「教育」「治安」「家族」などたくさんの大切なことを考えさせてくれるきっかけだと思います。皆さんはどんな意見と解決策をお持ちでしょうか?ぜひ書き込みをして下さい。


集団下校をする子供たちの姿も最近は珍しくない


この記事への評価を教えてください。

家庭がカギだと思う

15

学校がカギだと思う

1

簡単には解決できないと思う

7

それでも日本は平和だ

20

その他

0


あなたはこの記事を読んでどんなことを感じましたか?
大いなる賛同?反対の感想?それとも自分の経験…?
あなたのちょっとした思い、意見を気軽に下に書き込んでください!
これまでの書き込みはこちら

お名前:


© 2000 GYUTTO JOURNAL.