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畑は自宅から数百mにわたって広がっています。山ひとつがまるまる星野さんのお宅のような錯覚さえ受けながら、雪の中を畑に向かいます。本当ならこの日は野菜には手をつけない日だったのですが、私のために大根を数本抜いてくださいました。大根は凍っていました。凍った大根というのは溶けると割れてしまうそうで使い物にならないといわれているのですが、なぜか自然に土の中で解凍された大根は味に変化がないそうです。
「やっぱり里ちゃん市場みたいな産直系のお店では、百姓が店に立って野菜の説明ができるほうがお客さんのため」と、星野さんは佐藤さんが里ちゃん市場をオープンした時からアドバイザーとして関わっています。実際に自宅でつけたたくわんをいただきましたが、これが歯ごたえ十分で野菜の味をもれなく生かしたおいしさ。しかし本当の有機農法で野菜を育てているほしの農園では「たとえば白菜10個作って、売り物になるのは2,3個。だから儲けようとか思わんと、道楽でなかったらできん。」と話してくれました。
質のいい野菜は高い。それに定期的に納品できないので商売にならない。この障害をなんとか乗り越えられないか、と佐藤さんはいつも思いをめぐらせているのだそうです。
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