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里ちゃん市場が塩江にオープンしたのは3年前。佐藤さんは43歳にして「役場の人」から「八百屋」に転身したというユニークなキャリアの持ち主でもあるのです。「塩江町・経済産業観光課課長」として、普通ならば将来の貯蓄と子供の受験と日々の安定をねがってやまない年頃に、やったこともない仕事・八百屋をやってみよう、とあっさり役場を辞めてしまったのです。
それもこれもひとえに「わたしは誰よりも塩江の町を愛している」と言いきる佐藤さんの熱い想いがあったからだといいます。
「塩江は温泉の町。高松空港からも近く、本来ならもっとにぎやかな町であるはずなのに、温泉を目当てに車を走らせると、目の前に映るのはあまりにもさみしい町並み。温泉で食べる食事もよその食材を使った料理で魅力がない。地元の老人が作った野菜を扱う店を自分が作ることで少しでもにぎやかさがでればと思って店をはじめた」そうです。
現に塩江町の人口はこの10年で約10%減少しており、(国勢調査より。平成2年=3980人、平成12年=3640人)
このままでは町は寂しさを増すばかりです。
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