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素人が作る巨大イベント
第4話(2/15)
「ビオトープへの長い道のり」

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来年の8月11日、12日に高松市の市制111周年を祝って行われる「トリプルワンイベント」。2年前から普通の市民が自分たちで作り上げてきたこのイベントの行く末を準備段階から密着でお送りします。

CHAPTER 4


総勢12人の会議でした。

 1月10日。松島小学校である会合が開かれました。トリプル・ワン・イベントの環境教育助成事業「Ever Green Project たかまつ」でビオトープを新規造成したいと希望している松島小学校に、スタッフと有識者・関係者が集まって視察・検討をしたのです。

 ビオトープとはギリシャ語のbios(生物)とtopos(場所)の合成語で、日本語では「生息場所」と訳すことができます。生息場所とは「野生の生き物が,それぞれの種の本性にしたがって自分の力で生存することができる、一定の環境条件を備えた空間または場所のことである。
  しかし、野生動物は、決してひとつの種だけで生きているのではなく、…共存している他の多くの生物と、直接、間接の相互依存の関係を持ちながら生きている」という状態をさすそうです。
(水辺の環境学3 桜井善雄 新日本出版社 1998より抜粋)


 松島小学校では、校長である谷先生が音頭を取ってたくさんの種類の「野草」を育てています。その延長としてビオトープを作りたい、というのが今回の申請の理由です。ちなみに5年前にビオトープを校舎の南側に作ったのですが、造成に関わった先生が転任したのをきっかけに、少しずつ廃れてしまったという経験を持っています。

  これは松島小学校だけの話ではなく、学校ビオトープ造成には必ずつきまとう問題です。地域PTAの協力や生徒自身の参加意識がなければビオトープの維持は難しいといえます。
 学校としては「今年1年間でなんとか造成までこぎつけたい」という希望でしたが、この日ミーティングに参加したトリプル・ワンが集めた専門家たちの話し合いの結果は「今年はビオトープを作るための準備として周辺調査と子供たちによるワークショップを行ってもらう。その段階での支援をしよう。」ということになりました。

  一夜づけではなく、完成後も地域に愛されるビオトープを造成するには少なくとも3年、長くて5年の年月を重ねるのが理想だからです。本物のビオトープを作りたいと願えば、その道のりは果てしなく長いようです。

  (注:この日は高松まちづくり協議会でビオトープ造成に関わった岡田さん・山下さん、著述家の木村さん、環境カウンセラーの川越さん、エコマイスターの片山さん、松島校区のこども会会長の奥平さん、トリプル・ワン環境部門担当の額田さん・柘植さんが参加しました。)


計画の行方は・・・?

こちらが谷校長先生。


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